収蔵資料

◆図書
多摩地域の各自治体や東京都、区部、周辺自治体が発行した市町村史、史料集、研究報告書をはじめ、公的機関発行の逐次刊行物や歴史・民俗・地理・自然などの関連図書があります。その他に個人・団体が自費出版したものなども所蔵しています。
「ふだん記」コーナー
昭和40年代に橋本義夫氏によって始められた自分史を綴るふだん記運動は、多摩を中心に全国の活動グループの会誌があります。「ふだんぎ」「ふだん記本」「ふだん記新書」などに大別して、コーナーを設けています。

◆雑誌
多摩各地の郷土史研究会・史談会など市民研究団体が発行した機関誌、タウン誌、文芸誌、ミニコミ誌などがあります。また、歴史・地理系諸学会の学会誌、大学の研究紀要などを所蔵しています。

◆地図
明治期から現在にかけて、多摩地域を主とした国土地理院発行（第二次世界大戦前は陸軍参謀本部）の地形図・地勢図の複写版があります（一部オリジナル版）。明治10年代の1/20,000フランス式地形図復刻版や、1/20,000迅速測図復刻版なども所蔵しています。
その他の地図では、自治体や機関が発行した各種地図、江戸時代の絵図（複製）、地図集などがあります。

◆絵葉書
多摩地域の自治体や機関、鉄道会社などが作製した多摩各地の絵葉書です。第二次世界大戦前のものでは、多摩川、奥多摩渓谷、秋川渓谷、多摩御陵、大国魂神社など、名勝に関するものを所蔵しています。

◆チラシ
多摩地域のものを中心に、明治から現在にかけての名所や、鉄道会社や電力会社などの企業、自治体、機関が刊行した、チラシ・パンフレット・リーフレットを所蔵しています。

◆伊与田昌男コレクション
伊与田昌男氏（1914－1989）が撮った多摩地域の子どもたちや東京の祭りなど、約28,000点の写真コレクションです。伊与田氏は美術学校を卒業後、新聞社の写真部員になりました。太平洋戦争中は海軍報道班員としてインドネシアに派遣されましたが結核で帰国し、戦後は医療雑誌社の写真部長やフリーのカメラマンとして活躍されました。1992年、妻のナオさんより当財団にご寄贈いただきました。